画家

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アカショウビン

その嘴は、炎のように赤く燃え
その身体は、海老茶に輝く羽。

その燃える赤を
ひたすら待ち続けた画家がいた。
庭のシュロや芭蕉の葉を描き…
時には港の魚を描きながら
待ち続けた画家。

一羽の鳥を。

画家の待ちわびていたのは、アカショウビンという名の夢ではなかったのだろうか。
待つという忍耐力を、画壇への夢の形へと変換したのではないか。
そして画家の画は未完成のまま。紅い岩彩は画家の命。
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by nakasone-shokudo | 2012-02-13 23:53
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